Ash Wednesday
明日は、Ash Wednesday。カトリック教会では、この日、キリストの受難・死を想い痛悔する印として信者の頭に灰をかけたり額に灰をつけたりするため、 灰の水曜日と呼ばれる。
この「灰の水曜日」はイースターの46日前となっている。そしてこの日から日曜日を除いた40日間、キリストの40日間の荒野での断食に因んでそのイエスの苦しみを分かち合うという意味で、 イースター(今年は4月8日)まで何か食べ物を断つ、という習慣がある。そのため前日の火曜日(Shrove Tuesday)には、パンケーキを焼いて食べる習慣もあるとか。 パンケーキは、小麦粉・卵・バターそしてジャム等で作るが、台所に常備してあるものを食べ尽くしてしまうので、 空になった戸棚でその期間を迎えることができるという意味があるそうだ。何かを断つと言っても、今では人それぞれ。贅沢な食べ物は食べないというのもあるが、人によっては前日のパンケーキの習慣から甘いものを食べない人もいる。また、自分の好きな食べ物を断っている人もいる。この期間にアメリカ人と一緒にお茶などを飲む機会があったら要注意だ。たまに絶対に甘いものを口にしない人がいて、なんとなくその横で大口を開けて食べるのが申し訳なくなったりする。
NYに来た年、マンハッタンで向こうから歩いてくるスーツ姿の女性の額の真ん中が黒々と汚れているのを見た時は、何が起こったのかとびっくり仰天したものだ。その時に少しでも英語ができたら絶対に「汚れてますよ」と教えてあげたと思う。(汗) 英語ができるのも良し悪しだったなぁ。(笑)
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