庭でキャンプ
小僧の日本人の友達二人がスリープオーバーにやってきた。夕飯を食べながら、なぜか夜は庭でテントの中で寝るということになった。最近は朝方は随分と涼しくなる。風邪でもひいたらと反対してみたが、彼らの決意は固かった。ということで今晩は『うちキャンプ』(笑)
早速料理長がテントを用意する。興奮して早々とテントに入る小僧たち…。
と思ったらすぐに戻ってきた。「することがない」だって。料理長曰く「テントの中と言えば怪談とエロ話だろう。」(はぁ?)肝試しをしてみたら?などと提案してみるが、怖いから絶対にイヤだ!だって。あんたたち根性ないよ、根性が!挙句の果てにさんざん家でゲームをしていると、テントに戻るのがちょっぴり怖くなってきたようだ。「どうする?」なんて会話が交わされる。でもせっかくだからと12時を回ったところでテントに送り出した。行ってみればそれはそれで楽しいはず。夜中にも関わらず大声で話したりして結構近所迷惑(汗)。しかし30分ほどすると、テントの明かりも消えた。
と突然、「お父さん、お母さん、助けて~」という小僧の声で目が覚めた。なんだかわからないが飛んでいってみる。テントの中で小僧たちが全員総立ち。アライグマに襲われたという。中に入ろうとがさごそやっていたとか。きっと夜食に持って行ったバナナの食べ残しの匂いにつられてやってきたのだろう。灯りをあてるなりちょっと蹴っ飛ばしたら退散するだろうに、小僧たちは3人で固まって大パニック。とにかく家の中へと裸足で走り出す。残されたこちらは、寝袋を取り出し、問題の食べかけのバナナを片付ける。え゛っ?懐中電灯壊れてない?
ことの次第が分かって料理長と二人で大笑い。かわいいんだか、情けないんだか…。しかし、この朝3時半の出来事は、子供たちにとっては一生忘れられないすごい思い出になったことはまちがいないだろう。
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