日米算数事情
小僧は早生まれである。故に、現地校では結構年長者。補習校では一番チビ輔になる。4月に補習校で5年生になったが、現地校ではまだ4年生である。常に日本の学校の方が一歩リードすることになる。掛け算九九などにしても、日本のほうが現地校よりもかなり早く習った。補習校の算数の宿題を見た後、現地校の宿題を見ると目をつぶってでもできるような簡単さだった。しかしここへ来て状況は随分と変わってきた。補習校5年生の最初の算数と現地校4年生最後の算数が交差しているのだ。現地校が確実に追いついて追い越し始めている。今までは補習校でやったことばかりで、復習感覚で取り組んでいた現地校の算数だったが、親子そろって宿題に首をかしげることもしばしば。英語での出題もだんだん難解になってきた。そして微妙に解き方が異なる。いくら小僧に説明しても「学校ではそんな風にはやらなかった。」と難色を示される。時々本当にこれって…?と思うようなびっくりするくらい高度な問題もある。みんなはどのくらいわかっているのか是非とも知りたいもんだ。
よく4年生限界説なんていうのを耳にする。日本からこちらに来て現地校に転入する場合、4年生くらいがぎりぎりだというものだ。そのくらいになると、子供たちもお年頃。言葉もままならないとなかなか友達も…と思っていたが、どうしてどうして。日本と比べても遜色ない算数を、英語でやらなければいけないというところにも大きな壁があるのかもしれない。
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