サーカス小僧
小僧の学校では「サーカス」と呼ばれる種目が体育の授業に取り入れられている。皿回しや竹馬(ちょっと日本と乗り方が違う)そしてチャイニーズヨーヨーなどなど。(これが本当に体育かぁ?)3年生くらいから始めるが、4年生には発表会がある。例年は暖かくなってから行われるのだが、今年は(ステートテストの関係で?)なんと今日行われる(はずだったが、雪で学校はお休み…)。種目決めの日、小僧は風邪をひいて休んだ。その夜、元気になった小僧はにわかに心配し始めた。明日、担当の人に自分の希望を言わなければいけないのだが、自分のやりたくないものしか残っていなかったらどうしようというのだ。普段はいっぱしのアメリカン気取りなのだが、こういうときには気弱な日本人になる。一応第3希望まで考えて来いと言われたらしいが、小僧がやりたいものは2つだけ。他はどうしても気が進まないという。ここはアメリカ。こういうときこそしっかりと自己主張をしなければいけない。ということで、「第一希望の○○はこれだけ上手にできる。第二希望の△△だったらこういうこともできる。しかしほかのものは上手にできない。」とはっきり言えと伝える。これはいい、あれはいやではなく、上手にできるなどという言い分をつけたので小僧も安心して納得したようだ。翌日迎えに行ったら、第一希望の「チャイニーズヨーヨー」を振り回しながらにこやかに出てきた。授業で何度かやったとはいえ、結構いろいろな技もできてびっくり。本番が楽しみだ。
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