Japanese Festival ①
この辺の学校では3年生ぐらいになると日本のことを習う。ちょっと前までは、この際に真珠湾攻撃のことを習い、かなりつらい思いをさせられたなんて話しを聞いたが、最近では先生達も随分と慣れたようで、この件に関するいざこざは聞かない。しかし日本だと最初に自分の市。その次に都道府県。その次に日本全体。そうしてやっと世界に到達するのに、NYいやWestchesterのことすら全く習っていないのに、いきなり海外それも日本?どういう指導要領なんだろうか?
ともあれ3年生の小僧は、年初から随分と楽しみにしていた。そして日本のことを習い出すと得意顔。「今日も先生の発音を直した」とか「九州は昔9個の国があったから九州と説明した」などと報告。(かなり先生は迷惑だったろうなぁ。なにせうちの先生にとって小僧は初の日本人の生徒らしい)笑うのが、留袖と振袖の違いまで習っている。はぁー?そんなの必要かぁ?と思うが、大切な文化紹介の一部なのだろう。子どもにもわかりやすいしね。
そして極めつけはJapanese Festival。どこの学校でもたいていある催しだ。うちの学校の場合は、午前中いっぱいを使って、子供達が
- 折り紙
- 習字
- 俳句
- 焼き鳥やおにぎりを試食
- 紙相撲
- 空手
という日本の文化を体験する。学校区では3年生を中心に日本人家庭総出で、ご飯を炊いたり折り紙や習字を教えたりと大変な一日となる。
今年はあろうことか子供達が千羽鶴に挑戦した。誰がこんな企画を考えたんだと怒鳴りそうになるのを必死に押さえ、折り紙を教えにクラスに行ったり、出来上がった鶴(と主張する物体で象とかブタに酷似しているものも混じっていた…(-_-;))をつなげたりした。絶対に1週間で千羽は無理だと先生に断言したが、なんと千五百羽の鶴(らしき物←しつこい?笑)ができあがり先生は得意顔。千羽鶴というとあのイメージがあるが、アメリカ人はそうは考えない。何本にも分けて丸くシャンデリアのように吊るしましょう!はぁー?でもあなたがそういうのなら…。
意外ときれいだった。「祝!千五百羽」という垂れ幕を作るのを忘れたのが悔やまれる…(続)
« 日米生活の違い | トップページ | Japanese Festival ② »
「学校・教育」カテゴリの記事
- 大学ZOOM授業(2020.09.27)
- オンライン授業大学編(2020.09.13)
- ハイブリッド(2020.09.11)
- SATが受けられない(2020.08.29)
- NYは安全な州?(2020.08.23)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント