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2008年8月

Histrical Westchester

Westchesterも西側の川沿いは本当に古くから栄えていたらしい。その歴史を伝えているのが「Philipsburg Manor」。この辺りでは一番多い23人の奴隷を擁して小麦を作りバターやチーズを作っていた大金持ちの作業場だ。政治家にもなって大成功したらしいご本人は、勿論ここには住んでいなかったらしいが、たまにやってきたときのための、占用のダイニングルームやベッドルームがあった。

ここでは水車で石臼を回して小麦粉を挽くのを見せてくれる。

牛の乳搾りや、当時の薬(今で言うハーブ)の作り方なども見せてくれる。

これらを説明してくれる方々全員(一部は高校生のアルバイトに見えた…)が、なんと1700年代のかっこうをしている。なんだかタイムスリップした気分。水車小屋の奥には、樽を作る作業場があった。この樽を作る職人のことを「クーパー」と呼ぶらしいが、悔しいことに小僧は学校で習って知っていた…(汗)

ここからバスが出ていてそれに乗るとKykuitというところに連れて行ってくれる。ここは何をかくそうあのロックフェラーのお屋敷だったところ。写真で見るだけでもすごそう。この他にもすぐ隣町のPocantico HillsにあるUnion Churchにはマティスやシャガールのステンドグラスがあるそうだ。マンハッタンのミュージアムのように作られたものではなく、昔そのままがここにはたくさん残っている。

Philipsburg Manor

便乗釣り

(前回からの続き…)

せっかく$15の入場料を払ってパークに入ったんだから、空手の海稽古だけでおめおめ帰るわけにはいかない。お弁当を食べた後は、いつもの場所へ繰り出す。お天気がとてもよく、気持ちのいい海辺。びっくりするほどの人がバーベキューをしている。ネットまで持ってきてバレーボールをしているグループも…。
肝心の釣りはというとやはり釣れない(-_-;)。小さな小さなスナッパーはいくらでも釣れる。しかしいくらなんでも小さすぎ手のひらサイズ。これがあと一ヶ月ほどで塩焼きサイズになるとは思えないくらいの可愛さ。

あの場所に陣取り、海のあそこの岩の右側に投げると…。なんてコツもいい加減わかってきたが、「そこ」は既に朝早くからやってきた常連さんに占拠されている。しかしこの常連さん。ただ早く来ていい場所とってるだけではないらしい。早く来て、餌となる蟹を岩場の石を一つ一つひっくり返しながら捕っているそうだ。何事も一にも努力ニにも努力、三四がなくて五は幸運!今日の第一目的は釣りではなかったのでそうそうに引き上げた。(-_-;)

空手海稽古

小僧は5歳から空手を習っている。日本の心、なにか武道を…と思ってやらせたが、これがどうしてどうして。本人はかなり本気で頑張っている。帯の色も年々上にあがり、あと少しで黒帯というところまで来た。


毎年恒例の海稽古。(英語だとビーチトレーニングとなるが、やはり海稽古と泥臭い感じで呼ぶのがいい。)今年は、CTのSherwood Island Park…。そうです。ママロネックフィッシングクラブで御馴染みのところ。何を隠そう、昨年の海稽古もこの場所で、あたりを見渡すと「みんな釣っているなぁ」ということで調べてみたことから始まった。


この空手の海稽古。日本人の私たちにはイメージ通り。海の中にずんずん入っていくし、(これまたお決まりの)海の中で腕立て伏せやスクワットをしたりする。

最後には全員海の中に正座して「黙想!」。小僧などはチビ助だから波にさらわれそうになり、大人におさえてもらっている状態。こんなわけわからない稽古をアメリカ人はどうみているのかと心配したが、みな結構楽しそうにわが子のビデオを撮っていた。

息子が通っている大山空手に興味のある方は
914-681-0640(ホワイト・プレインズ道場)
まで日本語でどうぞ。

キングフィッシュを求めて…

ゴルフの後はこれまた昨年と同様、Captree State Parkで釣り。なんといってもウェストチェスターから1時間でこれるのがうれしい。ついつい通ってしまう。いつもの通り、餌を買いに行った料理長がなにやら籠を片手に帰ってくる。これで蟹が釣れるらしい。さっそく餌の魚をくくりつけて海にドボン。ほどなくブルークラブをゲット!

お持ち帰りサイズにはほど遠いものの、料理長もヒラメをゲットして満足!この日はスナッパー一匹の結果となったが、お隣さんからなんと「幻のキングフィッシュ」をいただく。o(^^)o

日暮れも近いというのにたくさんの人が釣り糸を垂れる。

子どもたちは皆蟹釣りに夢中!我が家は餌屋で買った魚を籠に入れたが、ほとんどの人はチキンを入れていた!蟹は何でも食べるらしい。夕暮れ時になると、この蟹釣り用の籠を4つ5つと持ってやってくる怪しげな人々がかなりいた。

翌日は、いただいたキングフィッシュとスナッパーの塩焼き。久々に美味しいお・さ・か・な!

そして始めて釣ったブルークラブ。ぶつ切りにして味噌汁のだしにしてみたが…。香りはすれども味は全く…。結局かつおだしの蟹入り味噌汁となった。うーん。あんなにみんなが取るんだから何か美味しい食べ方があるのかなぁ?

ショートコース

昨年もいったショートコースRobert Moses State Park Golf Course 。今年も行ってきました。平日だけれども夏休みとあって一応30分待ち。10歳以上でスニーカーを履くこととなっているが、8歳の小僧も何も問題ない。ビーサンでプレイしているカップルもいる。かと思えばフルセットをカートでひっぱているおじさんも…(-_-;)だいたい、一番長くても110ヤードしかないんだから…。

一人$10だから本当にお手軽。この人たちはだいじょうぶか…?と思うような方々はたいてい9ホール終わると姿が消える。(笑)しかし、本当に手袋をしている人が少ないのにびっくりした。いくら夏で暑いからって…。

一年たつと子どもは変わる。小僧はゴルフの練習は特別していなかったが、腕の力がついたので、随分飛ぶようになった。小僧でもウッドが必要なのは2ホールくらい。来年こそ親子で本コースデビューなるか?それまではせいぜいショートコースで練習だ!

映画を追って…

小僧が大好きなマンハッタンの場所は「自然史博物館」。まず、宇宙の歴史「ビッグ・バン」から始まり、4Fにあがって恐竜を見る。あとは適当に流して1Fの一番奥の「宝石」を見ておしまいというのが彼のツアー順路である。とにかくここの「宝石」が大好きな小僧。世界一大きい「スターサファイア」とか「キャッツアイ」などが並んでいる。以前、警備員に「こんなところに展示して盗まれないのか?」と聞いたことがあったが、「ここは博物館の一番奥の部屋だから、逃げる間につかまるから大丈夫」なんてのんきなことを行っていた。(この手前の人間の進化の部屋の工事も終わり、逃げ易くなったような気がした。)
しかし、今回はちょっと違う。どうしても見つけたかったのがこのモアイ像。一昨年見た映画「Night At The Museum」に出てくるのだ。

この映画は、自然史博物館は夜になると展示物が動き出す。という設定でそこの新人夜間警備員が恐竜の骨や動物などと戦うというコメディー。このモアイ像はガムが大好きで「ガムガム、ガムガム」といつも言っていて小僧お気に入りのキャラクター。その他にもいくつかの登場(人)物を見つけ大騒ぎ。
余談だが、ここ自然史博物館は入場料は任意。一応これくらい払っていただくとありがたいという「提案価格」はあるが、別にその額を払わなくてもよい。ちなみにメトロポリタン美術館も入場料は任意である。

博物館に行く地下鉄の中で、突然黒人の若い男性が「みなさん。これからザムンダ王国の王子を紹介します。」と叫んで隣にいた友人を皆に紹介した。その紹介された「王子さま」も「恥ずかしいけれども…」なんていいながらノッていた。そうそう。20年も前の映画「星の王子様ニューヨークに行く」で、実際にNYの地下鉄の中で王子が自分の身分を叫ぶシーンをパロっているんだ。とっさに「では、あなたがアキーム王子ですね。イヤリングは?」といえなかったのが悔しい…。

セントラルパークに行ったら、自転車で汚い池に何度も飛び込んで行く人がいた。周りの人はみなカメラ片手にはやし立てる。不思議な光景だ。さすがにこんな映画のシーンはなかったかと…。

やっと行ってきました。Part 2

前から行きたいのに行けなかったラーメン屋「一風堂」(マンハッタン ラーメン戦争その2参照)。やっと行ってきた。前回は2時間待ちと言われて泣く泣く諦めたので、今回は慎重に計画を練る。そして平日の昼なら!ということで月曜日の12時半に計画実行。店に入るとがらがら。すぐにボックス席へ。6人用の(頑張れば8人くらいは座れる)ボックス席に小僧を合わせて3人。このボックス席がシートの部分と背もたれの部分が畳になっている。そして壁にはひらがなで日本人の名前がびっしりと…。「ふーん。ビレッジだから内装もおしゃれ…」なんて感心しているとメニューが。え゛っ?ラーメンが1種類しかない。とんこつのみ。そしてあと2種類は辛味だったりのバリエーション。「塩・醤油・味噌・とんこつ…」なんてない。博多ラーメンだから当たり前なのだが、ここNYでは新鮮!そして大盛りはなくて替え玉。

小僧はどうしても替え玉デビューがしたい。玉子は?チャーシューは?とトッピングを聞くが全く上の空。とりあえず、基本の3つのラーメンを注文する。やってきたラーメンは期待通り美味しい。麺が細くてまっすぐな博多ラーメンだ。昔、通い詰めた環七沿いのラーメン屋を思い出した。個人的には「赤丸」というバリエーションが気に入った。チャーシューも美味しい。日本と同じような肉が手に入らなくて苦労しているなんて話をついこの間小耳に挟んだばかり。
そして小僧は、スープを飲むのを控えて替え玉に備えた甲斐あり見事完食!開店して随分たつので話題性はなくなったが、美味しいラーメンに満足であった。

スタバの災難

スターバックスが業績悪化のため、いくつかのテンポを閉めるらしい。とはいえそれはマンハッタンのような場所の話。あそこには1ブロックに数件あったりするらしいから…。ここウェストチェスターではちょっと前までは「駅前にスタバのあるところ!」と町どおしで競ったりしたものだった。○○にはスタバがあるのに▲△にはない。なんて…。

やっとこさママロネックの駅前商店街にできたスターバックス。しかし、お店はとにかくロケーションロケーションロケーションといわれるほど立地条件が大事!

このスタバの左隣は、「Sal's」という超有名なピザ屋。ウェストチェスターマガジンなどでもピザ部門で何年も1位をとったことがある。ここのピザ生地は薄い。丁度ピザを作っているところに行ったときにおじさんに「頭の上で回すの見せて~o(^^)o」とお願いしたが、「うちの生地は薄いから回せないんだよ」と言われてがっかりした。

そしてこのピザやの左隣、スターバックスの2軒隣に、この界隈で知らない人はいない、カフェがある。その名も「カフェ・モーツァルト」。アメリカにはいわゆる喫茶店がほとんどないが、ここは喫茶店。美味しいケーキもたくさんある。こんなところのスタバは折角出来てもちょっと苦しいかも。そして道を挟んだ向こう側にはダンキンドーナツもある…(-_-;)。
よく「ファーストフードはマクドナルドに続け!」と言うらしい。マクドナルドはいろいろな条件を徹底的に調べて店を出すらしい。そして他の類似店はそのマクドナルドがあるそばに店を構えればお客が来るという寸法。しかし、今回のスタバのここへの出店はそういうわけではないだろう。

カフェとは全く違うが、スタバとは道の反対側、もう少し駅よりに小さなパスタ屋がある。靴修理屋とペンキ屋にはさまれていて、すぐに見落としてしまう。生パスタの店だがここのパスタソースが美味しい!是非お試しあれ。

大工仕事番外編

大人が一所懸命板張りをしている間、小僧が何をしていたかというと…。最初はデッキの階段に古い板をのせてその上でトランポリンのようにジャンプしたりしていた。しかしそのうち…

遊びに来た友達と大掛かりなことを始めた

そのうちすごいものを作り出した

ペンキを塗る時に下に敷く布を広げて完成。中にはビーチ用のいすを持ち込み、友達とのんびりくつろいでいた。翌日は、木の端切れをのみで削って彫刻もどきを作っていた。子供にはゲームよりも木切れが楽しいようだ。

大工仕事その2

このままボロボロのデッキのまま夏が終わってしまったらどうしよう。しかし、今回の我が家の大工さんは対応が早かった。カンカンうるさいなぁと思っていたら、早速古いデッキの板から一本一本釘を抜いている。これがかなりの重労働。そして新しい板は、ウィ~ンと電動ドリルでつけるからものの1分。驚いたことに、我が家にはびっくりするほどいろいろな道具がある。初めて見るものも多い…。だいたいいつそんなもん買ったのさぁー。(`へ´)

途中で端にでこぼこがあったり、板が思いのほか反っていたり、最後の1枚が隙間に入らなかったりと数々のアクシデントを乗り越えて…

なんとたった2日できれいなデッキに早代わり。なんだやればできるんじゃない。ならさっさとやれよ!しかしうちの手間賃は缶ビールと枝豆でOKの格安大工さんも、「材料代の2倍の手間賃じゃとてもじゃないけれどもやれない。」とのたまわった。ということは外注にだしたら、結構な額をとられたんだろう。どちらにしても家を維持するにはそれ相当の金額若しくは労働力が必要だということだ。大変だなぁー。しかしここでほっとしてはいけない。なんとまだデッキの階段部分が残っている。これこそいつかやってくれる日はくるんだろうか…?

大工仕事その1

愛するデッキが限界に来た。数年前からそろそろ取り替えなければという兆候はあった。しかし、まだ大丈夫だろうと今年もしっかりニスを塗った。しかしご覧のとおり、とうとう穴が空いてしまった。

デッキの骨組みは大丈夫なので、上板を張り替えることにして、とりあえず木を買った。手始めに長さを切った。数日置いておいたら、雨が降った。当然木もぬれた(-_-;)これではいかんと、とりあえずニスを塗った。しかしこの長い板に両面ニスを塗るのも結構大変な作業。結局、とりあえず20本ほどで作業を終える。しかしこれからが大変。とび職人ではないからいきなり足場だけにしてしまうわけにはいかない。既に頑丈に釘うちしてある板を一枚一枚剥がしながら新しい板を張らなければならない。さっさとはじめないとBBQシーズンが終わってしまう。果たして我が家に新しいデッキはやってくるのか?

緑豊かというか…

「緑豊かなWestchesterからあれこれ」というのがこのブログの最初の一行。緑豊かってすばらしい言葉。なんだかハイソなイメージ。しかし実情はこの言葉から受ける印象とは大違い。すごい田舎ってことです。はい。今年は我が家はケロちゃんの当たり年。同じものか違うものかわからないが既に3匹とご対面。

手のひらにちょこんと乗ってしまうサイズだから、怖いとか気持ち悪いというよりもかわいいという感じ。

勿論小僧の新しい友だちに。しかし、ここが現代っ子。情けないことに素手では到底触れない。そこで魔法の手袋持参でなんとか捕まえる。

先日、道を歩いていたらなんだか足元をごそごそ動いている。よく見ると蝉。アスファルトの上を歩いていた。そうそう。小僧はカタツムリデビューを飾った。やはり道を歩いていた小さなカタツムリ。踏まれても乾いてもいけないから、木陰の葉っぱの近くに引越しさせてやった。小僧は地面にくっついているカタツムリをこわごわ持った。(これはさすがに素手で…)また、日本から遊びに来た親戚や友人は「あっ!リスだ。」と庭にいるリスを見るたびに喜ぶが、こんなのここでは日常茶飯事の光景。あまりのリスの多さに一時は「リス=害獣」だったらどうしよう。といろいろ調べたこともあったくらい(-_-;)。しかし田舎にはマンハッタンにないよさがある。小僧はますます野生化に磨きがかかってきた。

どっぷり田舎

たまに無性に行きたくなるところってある。ここ「Blue Hill at Stone Barns」もその一つ。本当はとても有名なレストラン。予約は3ヶ月先までいっぱいだとか。メニューもプリフィックスのみ。それもそのはず。ここで使われている材料のほとんどは、ここで作られているから。

回りを見渡すと、羊に牛にニワトリに…。広~い牧場だ。歩いてみるとミツバチまで飼っていた。

そしてコーンをはじめいろいろな野菜も作っている。ビニールハウスもいくつもある。


そんな牧場やら畑の向こうに見える建物がレストラン。このレストランの傍らに昼間やっているカフェがある。ここで取れた新鮮な卵も売っている。カフェでは勿論サンドイッチなどが買えるが、ここの野菜で作った数種類のサラダ類が超お奨め。計り売りで買える。今回はナスのサラダと、ぱっと見クスクスと思ったら実はコーンだったサラダと、ブロッコリーとシュガーピーのサラダ…。美味しいパンとともに席につくと、緑の中での食事がなんとすがすがしいこと。

週2~3回、マーケットも開かれていて、ここで売られているソーセージが人気!(冷凍のこちこち。肉汁がジューっと出てきて日本人好みかなぁ?)
牧場とはいえ、別に餌を上げられるわけではないので、子どもが行ってもあまり面白いところではない。自然の中を走り回るだけ。大人が行って、食事をして、おしゃべりしながらなんとなく歩き回るのがお奨め。ここPocantico Hillsは、昔ロックフェラーのお屋敷があったところ。その回りには使用人たちの家もたくさん。(※この使用人の家に現在住んでいる友人がいる…。)どういう訳か家の税金がとても安いらしい。

Blue hill at Stone Barns

※昨年まではタダで出入りができたが、入口にゲートが出来てパーキング代と称して$5を取られた。商売っけが出てきたか?

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