教科書
4月第1土曜日。補習校の新年度の始まり。新しいクラス・先生そしてピカピカの教科書。教頭先生のお話によると、毎年かなりの額(数億円とか)が海外向けの教科書代に使われているとか。日本人学校・補習校だけではなく、個人的に領事館に問い合わせればもらえるらしい。※年によっては数が足りなくなってしまうこともあるようだ。図工や音楽などは昔と随分様変わりをしていて、見ていても楽しい。
さて、ところ変われば品変わる。小僧は、アメリカの学校で2年生になって初めて教科書らしきものを手にした。それも英語や算数ではなく社会科。人々がいろいろな職業に従事し、いろいろな場所で、様々な文化と共に暮らしている。というような内容。この教科書も学校保管で毎年使いまわし。「僕の教科書は21番なんだ」と、いつも21番の番号の本を持ち帰る。この「いつも」というのは毎日ではない。週に1度あるかないか。それも教科書の○~○ページを読んでくるという宿題のためだ。教科書と呼べるものはこの一冊だけである。(勿論大きくなると、教科書は増え、教科書ではちきれそうなバックパックをしょって学校に行くことになる。)算数などは、その時に応じたプリントをやっているようだが勿論ノートはない。科学なんかはその場でふーんて思うだけ?と思っていたら、今年は歴史について、自分たちでまとめたものを作っていた。手作り教科書といったところか。教科書がないから、授業には集中せざるを得ず、結果、勉強しなくても復習テストはちゃんとできるという良い結果もある。こんなにお金がかかって、いろいろな表現でもめたりするのなら、いっそのことなくしちゃたらどうなんだろう…。
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