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♪スキー天国へ

日本にいたころは、何かに取り付かれたようにスキーに行っていた。学生時代はスキーバス。10時に池袋集合…。社会人になってからは、自分の車で。2時に高坂インター待ち合わせ…。多くの友人と、絶対にあれは何かに取り付かれていてマインドコントロールされていたという結論にいたった。寒いし、荷物は重いし、渋滞するし、そこまでして行く価値があったのだろうか。
しかし今は違う。渋滞なしの2時間ドライブで、スキーができる。ママロネックからちょうど2時間。Belleayreスキー場に行ってきた。学校が休みということもあり、ウィークデーにもかかわらずそこそこ人はいた。しかし、日本と違ってリフトを待つことはない。ここは、山が上と下との2段に完全に分かれている。上側には中上級者用のゲレンデが、下側には初心者用のゲレンデがある。子供連れなのでこの初心者用しか滑っていないが、人口降雪機があるせいか、雪はたっぷりあってコンディションもまずまず。前回スキーに行ったのは3年ほど前。小僧は、ひざの間に抱えて滑った。あれだけギャルギャルスキーに通っていたのだから、そのくらいは朝飯前。しかし今回は小僧も8歳。山のてっぺんからはきついなぁと思っていた。案の定最初のうちは一歩も動けず。カフェテリアからゲレンデのスタート地点までの移動もやはりひざにはさんで滑る始末。しかし子供はすごい。ゲレンデに放り出したら、キャーッギャーッわーっとすごい叫び声を上げながら手を真一文字に広げて、直滑降で降りていく。たまに人などがいてよけられないと転ぶ。しかし起こすとまたかっとんで行く。こちらも追いかけるのが大変。子供は重心が低いから、スピードを感じないとかっていうけれども…。お昼を食べたら、今度はスピードと斜面が怖いと言い出した。ちょうどいいから、ボーゲンとターンを教えたら、午後は一度も転ばずに何本もリフトを楽しんだ。リフトといえば、よほどのスキー場に行かない限り、こちらでは昔ながらの二人乗りののんびり寒いリフトが主流だ。そしてBGMは勿論ない。♪二人を導くの音のない国♪←こんなのなし。
そうそう。今回ちょっとびっくりしたこと。スノーボードのブームからか、普通にスキーをする大人までヘルメットをかぶっていた。もし暖かいのなら安全も含めて買おうかなぁって思った。そしてスキー場には、こちらのかたがたでもお弁当を持参する人が多い。中にはパン一斤とハムとチーズなどを持ってきてその場でサンドイッチを作っている家族もいる。我が家もいつもおにぎりに鶏のからあげ、卵焼き、フルーツなどを持参している。それでもターキーサンドが食べたいという息子…。


Belleayreスキー場
87号線を北上。19番出口を出たら、28号線をWestに1時間ほど。
http://www.belleayre.com

こちらのリフト券って1枚のシールになっている。それを、針金の先に二つ折りに貼り付ける。この針金はあらかじめウェアのファスナーなどの穴に通しておく。だから簡単に取れない。子供はこのリフト券をつけたまま、そのジャケットを学校に着てきたりする。なんだかスキーに行ってきたんだぜぇって自慢されている気がする。

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