所変われば人変わる
15年ほど前、日本からNYに来たとき「なんてNYの人はやさしいんだろう」と思った。バス停でバスマップを開くとすぐに「どこに行くの?わかるの?そこなら私が下りるところの次だから教えてあげるわ…」と聞いてもいないのに教えてくれた。道行く見ず知らずの人も目が合うと「Hi!」と笑顔で挨拶してくれた。しかし「NYの人は冷たい」というのが一般的な意見。「どこが…?」と思っていた。その後、いろいろな所に観光に行き、NYの外側でびっくりするほどの親切に出会うことも度々。しかし、「なんか騙そうとしている気がする…」などと疑心暗鬼にもなった。ノースカロライナはシャーロットでアメリカの南部の方にしかないファーストフードチェーン店「Chick-Fil-A」に行った。子供連れでボックス席を陣取っていたら、お店のおばさんが「ソースは足りている?飲み物のおかわりは…?」とうるさいほど聞いてきた。NY人の私は「子供がいてうるさいから早く帰れ」という意味にとった。店内は混んでいたとはいえ空いている席はまだあるのに、あからさま過ぎると思った。しかし今ではすっかりNC人の友人は「本当に親切で言っているんだよ。」と平然としている。しばらくするとまたおばさんが来て今度は食べ終わったごみを片付けてくれるという。「今度こそ帰れのサイン」と思う私に対し、友人は「いつもそうだから」と片付けを頼んでいる。周りを見回しても特別なことではないようだ。う~ん。やはりNYの人は冷たいのかなぁ…?
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